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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

平成25年度中小企業診断士2次試験不合格

初受験だったが受かる気満々だった平成25年度中小企業診断士2次試験に不合格となった。

 

例年、午前10時には中小企業診断協会ホームページに掲載されるとのことで、昨日は会社のパソコンからリロードしまくり(俗に言うF5連打)。アクセスが殺到しているのか多少の重さはあったが、数分内には「筆記試験結果の発表」の文字が現れた。

格率がやや低下しているのが気になるものの、唯一受験した最大手予備校の模試では、これより遥か上位に位置することができていたし、まあ自分には関係ない・・・と東京地区のリンクをクリック。整然と配置された数字の羅列を下にスクロールして、自分の番号がある「はず」の場所まで進んでいく。自分の3つ前の番号が合格しているのを確認、その隣にあるのは・・・なぜか、自分のちょうど10個後の番号だった。

見間違いか、いや受験番号の控え違いか・・・念のため、現物で持参していた受験票と画面を照合したとき、さすがの私も今回の試験の不合格を受け入れざるを得なかった。

 

仕事が早く終わったこともあり、LECが早くも開催した「2次筆記試験合格者の答案を分析!」と題するセミナーに参加した。担当の金城講師は喋りが上手く、「なるほど、こういう先生に教わればモチベーションも上がるだろうな」と思わせるだけのものがある。これが無料で受講できるのは何ともありがたい話である。

セミナーの内容は、タイトルとはやや異なって、事例1~3については「不合格者」、事例4については「合格者」の再現答案を、それぞれ数件ずつ丸ごと掲載した資料をもとに進められた。

一番驚いたのは、(それがこのセミナーの最大の意図でもあるのだろうが)事例4がかなりひどくても合格しているということである。そのような噂は聞いていたが、一種の都市伝説のようなものだろうと思っていた自分にとって、今回見せつけられた生々しい証拠は衝撃的で、事例4で稼いだ貯金で勝負するという作戦があまり有効ではなかったことを知った。それに比べ他事例は、中にはひどいものもあるが、合格者と大差ないのでは?と思われるものも多く、こちらは僅差での争いとなっていることが予想される。

中小企業診断士受験生の間では有名な「ふぞろいな合格答案」という参考書も、同様に合格答案、不合格答案の実例(再現答案)をもとに考察を加えていくという手法をとっているが、合格発表当日に荒削りなかたちで生の再現答案を提示するというLECの試みは、それ以上のインパクトがあった。

金城講師は巧みにコントロールされた話術で、自身がやはり一回目の二次試験で不合格となった時のエピソードを語り、「この悔しさを忘れるな!」と集まった今年の不合格者を鼓舞し続けていた。

 

初受験の今年は一次を順調にストレート突破したこともあり、とくに勉強の過程を記録することもなく、模試での好成績を確認した頃からは「勝負はむしろ受かってからでしょ」と、既に合格したかのような気持ちでいたところがある。

この試験「受かってからが勝負」なのは間違いではないだろうが、「受かるまでの勝負」も一筋縄ではいかなかったのである。

 

これからの一年はリベンジに向けた歩みを記録していくこととしたい。この悔しさを忘れないためにも。