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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

型にはめるということ

解答の文章構成の雛型を作っておくということが推奨されている。

 

個人的には、型にはまった文章が答案の中で反復されることで、稚拙な印象となったり、マニュアル主義的に見えたりしてしまうことが嫌で、このような準備はしなかった。

今にして思うと、多少文章が拙かろうが定型的であろうが、文意が伝われば得点は変わらないだろうから、このようにあらかじめ自分の「型」を決めておくという方法は、本質的な部分に思考を集中する意味で有効であるのかもしれない。

予備校の模範解答を比較してみると、AAS、大原、LECといったあたりは(平成25年の事例1しかまだ検討が終わってないが)明確な型を崩さないスタンスで記述しているようだ。

上述のように、型の違いで評価が変わるとは考えにくいので、要は「自分にあった型を用意することが思考の助けとなるか否か」といった観点から採否を選択すればよいのだろう。

ただ、一点気になったのは、1-1や1-2で「留意すべき点は~である。」とか、2-2で「具体的施策は~である。」「~施策を講じるべきである。」といった型を用いた場合、それぞれ赤字部分は省略しても文意は同じであるから、3~5文字程度をムダにすることになる。その程度の文字数なら気にすることはないのかもしれないが、論点やわかりやすさを損なわない範囲でマス目は有効活用したほうがよい(∵マス目のムダ使いにより抜け落ちるポイントが出てくる可能性があるから)とも考えられる。

 

もう少し研究が必要だが、今回の個人的な経験からは、マス目が余って、敢えて少々冗長な表現で埋めてしまった箇所もあったように思われるので、文字数を浪費しない程度の定型を用意しておいて、残りのマス目は有意義に使えるようなまとめ方を心がけたい。