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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

二次試験はおっさん不利?

根拠のない自信を持って臨んだ今年の中小企業診断士第二次試験に敗退し、思い出したことが二つほどある。

 

一つは、『ふぞろいな合格答案エピソード6』だったと思うが、「他人の意見を聞けない人は受からない」といった趣旨の合格者証言、もう一つは、2chだったと思うが、「30代と40代で二次合格率には大きな差がある」との書き込みである。

 

残念ながら40代のおっさんである私は、このような意見には耳を塞いでいたところがある(いわゆる認知的不協和というやつである)。

だが、不合格という事実を突き付けられ、少しだけ?謙虚になったこともあり、まずは自分の目でデータを確認してみた。

 

H24一次合格率(30代 18.4%、40代 17.9%)、二次合格率(30代 28.2%、40代 20.9%)

H23一次合格率(30代 13.5%、40代 12.6%)、二次合格率(30代 21.3%、40代 18.5%)

H22一次合格率(30代 12.8%、40代 12.0%)、二次合格率(30代 22.2%、40代 16.2%)

※上記合格率は合格者数/(欠席者を含む)申込者数によるため、受験者数を分母に取った場合に比べて低めの数値となっている。

 

一次試験では善戦しているものの、二次試験では30代に合格率で大きく引き離されていることがよくわかる(ちなみに、上述した対30代だけでなく、対20代でも負けている)。

 

原因については推測の域を出ないものの、経験を積めば積むほど、他人の意見に耳を傾けなくなってしまいがちなことが遠因かもしれない。

受験校などで指導される「与件から離れるな」という鉄則の真意も、コンサルタントには傾聴力が必要だということなのだろう。

 

これからは、与件文の向こうにいる社長の声にもっと耳を澄ませよう。