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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

事例3の振り返り

今日は評価「C」に終わった事例3の敗因分析。

 

ネット上に公開されているもの含め、いくつかの再現答案を比較していくうちに分かったこととして、(ある程度予想されていたことだが)事例1や事例2ほどは解答にバラツキはなさそうだ。

よって、平均点が高いところでの相対評価となり、配点の高い問題で方向性を外すと致命傷となるものと思われる。

今回、5箇所の設問のうち最も配点の高いのは第3問(30点、140字)。個人的には、やはりここで大きく失点したのが敗因となった模様だ。

 

問われていることは「失敗の要因(以下、具体的な要因をAとする)」と「(失敗の要因を踏まえた)留意点(以下、具体的な留意点をBとする)」である。

このような場合、解答の最もシンプルな形としては、

「要因はAである。留意点は(Aを回避するための)Bである」

ということになろう。

 

ここで私が犯している第一の失敗は、

「要因はAである。留意点はAを回避することである」

といった体の記述になってしまっていることである。

「試験に落ちたのは勉強不足が原因です。今後はもっと勉強しましょう」

と言ってるに等しく、これではコンサルティングにならない。

実際の文章にはそれなりに枝葉が付いており、書いている最中はマス目を埋めようとして言葉を拾ったり捻り出したり必死だったのだろうが、結果、140字もかけて人をバカにしたような解答となってしまっている。

このような場合、文章を書き出す前に、

失敗の要因は?→AAを回避するための要因(留意点)は?→B

といった具合にロジックツリー(というほど大げさなものではない)を組み立てた上で肉付けしていくと、今回のようなミスに陥らないと思われる。

 

ちなみに、この問題に関しては、失敗の要因であるAについても設問意図を外した解答をしてしまった可能性が高い(第二の失敗)が、この点については次回に続けて考察していきたい。