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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

【再現答案】平成25年度第2次試験事例3

痛恨の事例3である。

結果的には、ここで合格者集団から大きく遅れをとることとなった。

 

事例3
 
協会評価:C、LEC講評フィードバックサービス:B
 
自己評価:正直なところ、この事例が得意だったとは言い難い。もっとも、事例ごとの得手不得手がはっきりするほどの事前準備はできていなかったわけだが、今までの職歴との接点が最も少ない分野であり、その中で解答字数が多めの出題がされるのもあって、「何を書いていいか分からない」状態に陥りやすいと言えよう。出題自体は比較的素直な部類に入るものだったようだが、マス目を埋めること最優先で、答案構成を吟味している余裕がなく、結果として少々トンチンカンな解答を作成してしまった。出題形式の変化はあるにせよ、事前準備である程度は克服可能だと思われるので、しっかり対策を取りたい。

 

---以下、再現答案---

 

第1問
(設問1)
高速化、ダウンサイジング化が進む通信機器に対応した通信用部材の製品開発力や、通信事業者・通信建設会社への提案力。

(設問2)
標準仕様部材に特化した製造拠点から、多品種少量の受注生産による補助部材までワンストップで対応できる拠点へと変えるべきである。具体的には、汎用加工機を用いた多品種少量生産体制を構築するとともに首都圏市場向けの物流機能を関西本社から移管する。

第2問
(設問1)
通信施設の大きさ、建物への設置条件、使用する通信機器などの受注物件ごとの仕様や、CADを使用する上で必要なノウハウ、設計要素のライブラリー。

(設問2)
各設計担当者が個々に保有している受注物件ごとの仕様を共有化してキーワード検索等により他の担当者が活用できるようにするとともに、属人情報となっているCAD使用上のノウハウ・データをマニュアルやライブラリーとして整備する。

第3問
Y社との共同開発事業が失敗した要因は、C社の強みは開発力・提案力と多品種少量生産に適した生産体制であるにもかかわらず、OAフロア市場は低機能品の量産による低価格化が最大の競争要因だったためである。今後の新規事業開発はニッチ市場を狙って価格競争に陥らないように留意する必要がある。

 

---以上、再現答案---