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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

技術屋集団の新たなる挑戦

新年あけましておめでとうございます。

 

せっかくの長期休暇だが(だからこそ?)、お正月らしい楽しみはさておいて、元旦から営業しているお店をハシゴしつつ、未挑戦の事例を2つほど片付けた。平成24年度事例2と平成23年度事例3である。

 

これで、事例3については、実際に受験した平成25年度分を含め、合計3年分を実際に解いてみたこととなる。やはり、この事例は自分にとって鬼門であり、今年の再チャレンジに向けても要注意との思いを新たにした。

一方、3年分を解いてみたことで、根底に流れるものが少しだけ見えてきた気もする。

 

要約すると標題のとおりとなるのだが、事例3のC社には、

・技術的にはいいものを持っており

・その技術を評価してくれる主要顧客に支えられて堅調に推移してきたのだが

・何らかの外部環境の変化があり

・新たなる挑戦を求められている

といった、わかりやすい起承転結(「結」とはいってもそれで終わりではないが)がある。

 

また、新たなる挑戦を成功させるためには、今まで顕在化しなかった生産体制の拙さを改善することが不可欠であり、設問としてはこれがメインパートとなっているとも言える。

 

個人的には、製造業に思い入れしづらい人生を歩んできたため、

・C社の強みを感じ取ることができず

・外部環境に対応できないC社が愚鈍な存在にしか見えず

・生産体制の拙さは瑣末な問題にしか感じられない

といった具合に、C社と自分をうまくシンクロさせることができないという根本的な問題がありそうだ。

 

試験に受かるためには、別に製造業の現場に精通している必要はないという意見もよく聞くが、「モノづくりの面白さ」「製造現場の地道な改善活動の尊さ」「培った技術を新しい分野に応用することの可能性」といったあたりに、心から興味を持てるようになれば、C社にも心から共感できるようになり、ひいては、事例3の点数アップにも結びつくのだろう。

 

各事例の世界観に共感できるよう、試験勉強からは少し離れて、いろいろな業種を実際に覗き見る機会も作っていきたいと思った次第である。

 

診断士試験を通して、新たな世界と出会い、自分自身も新たな領域に挑戦する。そんな一年としたい。