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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

【自宅学習答案】平成24年度第2次試験事例2

昨日に続いて自宅学習で作成した答案を公開する。今日は平成24年度事例2である。

 

「コーズリレーテッドマーケティング?」と目が点になった受験生が多かった事例として語り継がれているが、昨日も説明したとおり、私はこの年度の問題については、自分で解いてみる前に模範解答等を読んでしまったため、初見とは言えない状態で取り組んだことになる。

結果、「コーズ~」についても迷うことはなかったが、初見だと類推・消去法etc.の手法で該当箇所を探り当てることとなったかもしれず、精神的に少なからず混乱を来たした可能性はあるだろう。

 

平成24年、25年と地方にある食品関係の製造(小売)業が続いた(しかも、芋焼酎とさつまあげ!)ので、次回あたり、また都市部の小売業に回帰するだろうか?それともサービス業が来る?

事例2は一般消費者の立場でイメージ可能で、書きやすいが実はそこに落とし穴があると言われることも多い。平成25年は無事A評価が取れた事例だが、LEC採点ではC評価だったので、「無難ではない、かなりトンガった答案」が結果的に出題者のツボにはまった可能性が高い。この辺は過去の不合格者答案をよく研究して、「どこまで攻めの姿勢で行けるか」見極めた方がよいかもしれない。

 

---以下、自宅学習答案---

 

第1問
各セグメントの市場ニーズに合わせた製品を投入した。①X市内向けには芋の香りを残しつつ、やや甘みのある味わい、②X市以外の県内全域にはロック向け、③全国向けには芋の香りを抑えた製品を開発した。

 

第2問
(設問1)
プライベートブランドの開発に成功し、当該商品を目当てにした来店が増える等、県内の消費者からの支持を獲得した。ロック向けという訴求内容が奏功し、競合のスーパーマーケットやディスカウントストアに対抗できた。
(設問2)
高品質な芋焼酎が製品ラインアップに加わり、主力製品として定着した。現在では、全国の飲食店店主からも高い評価を受けており、飲食店市場に対する営業成績向上要因としても評価されている。

 

第3問
(設問1)
洪水被害を受けたX市商店街の復興に向け、X市内向け製品の売上から一定額を、商店街のイベント会場で実施されるイベント事業や新規出店支援事業に寄付することである。
(設問2)
商店街の活性化を通じて、①X市内での企業イメージの向上と消費者との関係強化が図られたこと、②X市の経済が活性化したことで、X市内向け製品の売上が拡大したから。

 

第4問
X市内の畜産業者と提携して、肉料理や畜産加工品と芋焼酎の相性の良さを訴求する。それぞれの企業が持つ販路での同時購買を通じて、地域ブランドの強化が期待できる。

X市内の陶器製造業者と提携して、陶器製カメを用いた伝統的製法を訴求する。観光客に見学ツアーを実施すること等により、伝統的な地場産業としての認知を高める。

 

---以上、自宅学習答案---