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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

脱・積ん読

昨年の二次試験に関しては、買い込んだものの結局使わなかった教材が結構ある。今にして思えば、学習時間を考慮に入れず、情報収集目的で購入していたところがある。もしかすると、そうやって参考書を買い漁ることで、どこか不安が解消されるような気持ちもあったのかもしれない。一次試験合格発表から二次試験までは2ヶ月半ということを考えると、早めに二次試験対策に着手しておくか、少なくとも学習スケジュールくらいは立てておく必要があった。

 

さて、そんな「積ん読」状態のテキスト達に、幸か不幸か再活躍の機会が与えられることとなった。まず手に取ったのは、TACの『集中特訓 財務・会計 計算問題集』である。

 

 

 

「本書への取り組み方」を読んでみると、科目合格者(=二次試験対策として本書を利用する受験生という意味だろう)は、「3 経営分析」から「7 ファイナンスII」を中心に行うようにとのことだ。この範囲が二次試験の頻出分野だからである。最近の出題傾向からすると、頻出分野「のみ」に特化した対策では不足する面もあるが、一方で頻出分野を完全に避けて通った問題が出されたということもない。まずは、頻出分野で点を落とさないことが重要だ。

 

今回は、本書のすすめにしたがって、頻出分野の中から、難問(C,Dランク)として指定されている問題は飛ばすかたちで解き進めた。計算問題としての難易度は、一次試験と二次試験の中間といったところだろうか。電卓なし+短時間で解くには少しに荷が重い問題もあったが、二次試験よりは計算に使用する要素が見極めやすく計算量もさほど多くない。少しマイナーな論点も含まれているが、二次対策としては一応ひととおり解けるようになっておきたい。

 

頻出分野のA、Bランク限定で50問程度だったが、理解できないような難問はなく、繰り返し解けば例題なら確実に正解できるようになりそうだ。簡単に復習したら、もう一つの「積ん読」書である『意思決定会計講義ノート』に進むつもりだ。