チラシの裏

中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

与件から離れない=事例企業に寄り添うということ

惨敗に終わった大原模試について、問題や採点を批判することもできるのだろうが、他社の模試や昨年の本試験等の結果も含めて振り返ると、「事例企業に違和感をもってしまった時どうするか?」がポイントのような気がする。

 

事例企業に素直に共感できるとき(個人的には事例2の場合に顕著)は、解答もそう的外れにはならないことが多い。一方、事例企業や設問に違和感を感じてしまった時、なるべく相手に寄り添うような気持ちで解決策を見出そうとするか、自説のほうに引き寄せようとするかで、大きな差が出る(基本的に後者の対応は誤り)と思った。

 

昨年(平成25年)の事例3は、「多機能なOAフロア」というのがどうもピンと来なくて、極論すると「そもそもの発想がおかしい」と、頭ごなしに否定するような書き方をしてしまった。今回の大原模試だと、事例1で組織構成・人員配置そのものを否定するような方向に向かったり、事例2で設問意図がつかみかねる問題に対して、事例企業・出題者に歩み寄ろうとせず、かなり無理筋な論理構成で解答したりしたところは大きく点を失っている。

 

要するに人の話しをよく聞けってことだな。反省。