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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

一次試験から勝手に二次試験出題予想(事例4)

今年の一次試験はあくまでも「保険」受験だったので、保険(今年得た来年二次試験受験権利)を使わずに済むように、一気に二次試験対策を進めたい。

が、せっかく受けた一次試験から何か二次試験に向けた展望が開けないだろうか・・・と考えていたところ、少し気になる出題があった。

 

平成26年財務・会計第10問

特定の資産を費用化することによる財務比率への影響に関する記述として、最も
適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。なお、純利益は自己資本よりも
小さいものとする。
a 他の条件を一定とすると、自己資本純利益率は不変である。
b 他の条件を一定とすると、総資本純利益率は下落する。
c 他の条件を一定とすると、負債比率は上昇する。
d 他の条件を一定とすると、流動比率は上昇する。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとc
エ bとd
オ cとd

 

最近の二次試験では、与えられた財務諸表から経営指標を算出させるのではなく、「まず予想財務諸表を作成した上で」予想財務諸表に基づく経営指標を算出させるという風にワンステップ加わっており、H24は予想損益計算書の作成だったため(計算の煩雑さは別とすると)比較的組みしやすかったが、H25は予想貸借対照表の作成だったため簿記に馴染みのない人はこの段階で早くもつまずいた可能性が高い。

 

実はH25においても一次試験では以下のような問題が出ており、今にして思えば、二次試験の内容を予感させる出題と考えられないこともない。

 

平成25年財務・会計第12問

現金の増加要因となりうるものとして、最も不適切なものはどれか。
ア 株主資本の減少
イ 現金以外の流動資産の減少
ウ 固定資産の減少
エ 負債の増加

 

平成26年第10問から予想されるのは、資産リストラが財務諸表に与える影響や、昨年のように減価償却方法の選択がもたらす財務諸表上の差異etc.をC/Fとともに問うような内容で、昨年の200%定率法や、今年の一次試験アカウンティング分野のマニアックさ等から考えると、会計・税務的にも、あまり出題実績のない比較的高度な論点を絡めてくる可能性がある。

 

個人的には、

・予想財務諸表を作成させるのはほぼ確実

・B/S、P/L、C/Fのすべてを予想させる可能性が高い

・会計・税務面で、またしても「アッ」と言わせる論点が出る可能性もあり

と「勝手に」予想してみた。

 

どこかの受験校でそんな問題が出たら教えてください(笑)