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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

平成21年事例1第1問

今年注目の第三者承継絡みでは、買収を行った企業の事例も押さえて置く必要がある。

 

平成21年事例1第1問では、A社(買収側)とF社(被買収側)の強みが問われており、与件文を読むと、A社の強みが多く挙げられている一方、F社の強みは「菓子職人の技術」くらいしか記載がない。

 

「菓子職人の技術」を手に入れてどうしたいのか?と考えると、大都市圏市場に向けて(誰に)、定期的に新しい創作菓子を投入することで(何を)、激しい競争を勝ち抜くことを企図していることがわかる。

 

A社の数多い強みについては、上記の観点から整理して記述すると出題趣旨に合致した答案になると思う。

 

事例1は情報量が少ない反面、意外とわかりやすい構造に基づいて問題設定されているところもある。そのあたりを意識して事例を解読し答案を構成したい。