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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

寝言

事例4の第2問、第3問だが、

 

(第2問)

 

H26投資時のH27CF 5,000千円

H27投資時のH27CF -11,755千円

 

それぞれのNPV

H26投資時 6,6003,904>H27投資時 5,682.752,986.75

∴H26に投資すべし

※ H28以降の年間CFを5,000から4,200に訂正して再計算しました。

 

追記:よく考えたら(考えなくても) H28以降のCFはどちらの案を採用しても同じだから、H27までのCFに関するNPVを比較すれば有利不利判断はできる。

H26投資時の5,000×0.95-15,000=4,750-15,000=-10,250千円

H27投資時の-11,755-11,755×0.95=-11,167.25千円

を比較して、H26投資が有利という具合に。

一応、問題には5年間のCFのNPVを計算しろって書いてあるけど・・・

とりあえず5年分計算するとNPVはプラスになるから念のため計算させたのかな?

※H27投資時の割引計算を忘れていたので訂正しました。 

 

さらに追記:

この事例で気になるのは、投資時点がずれていることにより、5年後の時点で新設備の価値も異なってくるはずであり、その点は考慮しないでよいのかということ(設問要求上は考慮しないということなのだろうが)。類題の演習を多くこなしたわけではないので、このパターンは初見だったのだが、何かセオリーのようなものでもあるのだろうか?

このことと関連するが、(上記の私の計算が正しかった場合だが)H27投資時2,986.75、H26投資時3,904の差が917.25千円という点も微妙である。

というのも、H27投資の場合、H31年度末に新設備を除却してしまえば3,000×0.4=1,200千円のキャッシュインフローが発生するが、これを現在価値に割り引くと、1,200×0.78=936千円となり、これを考慮するとH27投資の場合のほうがNPVが大きくなるではないか!

ただし、与件中で、「H26投資の場合、旧設備は翌年度(H27)期首に除却する」となっており、これに準してH32年度期首に除却したとすると、もう一年分割引計算が必要となり、936×0.95=889.2千円で、再度H26投資が有利となる。

なお、与件から類推すると、H27は投資なしに3,245千円のCFが見込まれるため、(設問上の選択肢としては与えられていないが)現設備のまま後一年営業し、そのまま閉店するという選択肢も一応検討しておく必要がありそうだ。この場合、3,245千円×0.95=3,082.75千円の現在価値となり、H26投資した場合のNPVを下回るので、とりあえず何もしないよりは投資したほうがよさそうである。

考えているうちに、随分ややこしい結果になってきたが、新設備除却によって場合により結論が逆転することについては、模範解答等が出た後でもう少しよく考えてみたい。

 

(第3問)

 

過程ははしょるが、結局製品Zは作らないのが得策だから、

(販促前)5:4:0

(販促後)11:8:0

でFA?

 

さよならZ。あのBグルな感じ好きだったんだけどな(笑)

 

で、結局は第1問と第4問に(字数・配点は少ないけど)ソツなく丁寧に取り組めたもん勝ちだったりして・・・

 

少なくとも、第2問、第3問で数値を合わせに行っても爆死者多数な傾向は変わらなさそう(むしろ部分点狙いに徹するのがよい)。

 

今回は今回で、実務寄りではなくパズルっぽい嫌らしさを感じた(って問題を批判しちゃダメか)。

 

(注)上記が正しかったとしたら、試験中は結論となる数値は一つも合わせられませんでした。CF、NPV、セールスミックスに関して基本的な考え方は身に付けていることを、どれだけ汲み取って部分点に反映してくれるのかに左右されますな。