チラシの裏

中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

模範解答比較(事例2)

事例2についても、事例1同様に大原、TAC、マンパワーの3校で比較した。

 

第1問:さすがに差がつかず。マンパワーのは反則技?

 まさか二次でPPMが出るとは・・・覚えててよかったけど、結果が明確に分かれるので、失点すると痛い。字数がやや余るけど、マンパワーの「花形に育成すべき問題児」っていうのは解答に書くのはありなのか?それとも、構造化シート上だけの表現ということだろうか?

 

第2問:うーん、どこもイマイチかな?

 また出た!コミュニケーション戦略。まず、大原のはコミュニケーション戦略とは言えないんじゃ?ということで違うと思う。TACはイベント→口コミの誘発というパターンに固執しすぎ。マンパワーは抽象的すぎるかな?個人的には、家族から攻める戦略だと思うが、今後出てくる模範解答に期待。

 

第3問:設問2はまだどこも正解に迫れていない気がする。

 設問1については、あまり根拠はないようなのだが、どこもデシル3と4の間に区切りを入れている点で一致している。デシル1~3までで過半数になることには共通して着目しているが、イマイチ根拠が薄いので、斬新な発想の新しい模範解答が出てくる可能性に期待している。

 設問2については、顧客「像」っていうのが気になる。サイコグラフィック変数的な匂いがプンプンする。「年に一度は家族旅行する習慣がある世帯」とかじゃないのかなと思っているのだが・・・

 

第4問:TACが手堅くまとめている。

 介護ツアーの特性を考えると、TACの着眼点が一番よいのでは?と思った。大原は文章が冗長になっており、その分の字数でTACのように介護レベルの違いに言及できればよかった。マンパワーはここもちょっと抽象的すぎるか?

 介護レベルの低い人や付き添いの家族には、もっと普通のパック旅行に近い感覚でサービスが多様化できる余地があるのでは?っていう発想で解答すればよいと思うので、各校とも表現の巧拙こそあれ、方向性はそんなに間違っていないのかと思う。

 

個人的には、事例の方向感はつかめたものの、使わずに終わる材料が出てきたり、やたらと制約条件が多く、出題者の真意がつかみづらかったり・・・と、モヤモヤ感が残る部分もあった。張り巡らされた伏線をキレイに回収する名探偵のような受験校は出てくるのだろうか・・・