もしかしてワザとやってる?(事例4)
土曜日にMMCの模範解答説明会に行ってきた(なお、MMCは確かWeb公表はしないはず)。
多くの受験生が希望を持てるように・・・という配慮もあるのだろう、
別解を提示してある設問が多かった。
少し驚いたのが、事例4第2問について、
考え方によってH27投資が有利な場合もあるとの解答例だったことである。
※むしろ、そちらの結論に至る解法のほうが通常 というニュアンスだった。
ちなみに、この点については私のブログでも疑問点として挙げていたが、
MMCでは、H27投資の場合は、H31期末での残存価格3,000千円を
処分可能価額としてCFに加えるのが一般的との見解であった。
第3問で、個別固定費が回避可能か不可能かで結論が異なってくることとあわせ、配点30点の大問2つは共に別解が存在する(少なくとも、受験校の模範解答レベルで複数解の可能性が示唆されている)こととなる。
もちろん、片方の解答は完全に間違い(ひっかけ)という可能性も高いが、もしかすると、当てずっぽうで結論だけ書いてもダメで、途中経過に重きをおいて採点しますよ・・・というメッセージなのかもしれない。
設問要求が読み取りづらい(不明瞭な)せいで、受験生にとって要らぬ苦労が生じている感もなきにしもあらずだが、かなり考えて作られた問題だったのは間違いなさそうだ。