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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

題意に忠実に?(事例4第1問)

あまり話題にならないが、事例4第1問は伝統的な?出題形式に戻ったようでいて、少し気になる点があった。

と言うのは、解答要求が「そこ(財務指標)から読み取れるD社の財政状態および経営成績」だったことである。

 

事例4の経営分析問題では、与件文をうまく利用しながらD社固有の問題点、改善策として具体的に記述するのが解答セオリーとされている。

ところが、今回の解答要求を素直に読むと、指標そのものから直接的に読み取れる内容(指標数値に関する一般論的な説明)の記述が求められているように見える。

 

受験校の多くが従来通りの解答方針をとっている(与件の文言を使ってD社に即した個別具体的な説明をしている)中で、設問文の要求に愚直に従おうとしたのがAAS東京の模範解答だと思われる。

 


AAS 中小企業診断士取得支援の専門機関 -AAS大阪・東京- 講座カリキュラム

 

あとは、大原の模範解答も似たようなスタンスを感じた。

 


中小企業診断士2次試験 解答速報 <資格の大原>

 

与件の言葉を使っていたからと言って減点にはならないだろうが、30字と字数が少ないこともあり、与件引用よりは指標値説明に重きを置いたほうが題意に忠実な解答として高得点が取りやすかったのかも?と思ったりした。