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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

今やるべきこと

二次試験の合格発表があった先々週から年末にかけては、各受験校にとっては来年再挑戦する受験生を獲得するための営業活動に熱が入るシーズンだろう。

 

不本意ながら再チャレンジ組となった私は、これをいい機会と考えて、各受験校のガイダンスになるべく積極的に参加するようにしている。幸いなことに、今のところどこの受験校も過剰な勧誘を行うようなこともなく、指導方針をストレートにアピールして、後は個々の判断に任せるといったスタンスを守っていただいているようで、落ち着いて情報収集をしたい身としては非常に助かっている。

 

とは言っても、受験校としては限られた時間の中で他校と差別化したアピールを行う必要もあり、ガイダンス内容にも様々な工夫をこらしているのがうかがえる。

差別化にも様々な方向性があるのは百も承知だが、この時期の受験生(この場合、今年の二次に不合格となり、再チャレンジを目指す受験生を指すものとする)にとって最大の関心事は「自分はなぜ不合格だったのか?」ということである。中小企業診断士試験の場合、二次試験では知識レベルとは別の部分で差がつくと思われるところも多いため、合否の分かれ目が何だったのか?に対する関心はいっそう大きいだろう。

 

その点、不合格者への成績通知から一週間が経過したこの時期、合否の分かれ目を探る趣旨のイベントが幾つか開催されているのは、受験生のニーズをうまく捉えた試みであると思われる。

また、このようなイベントに参加するか否かは別としても、協会から通知された科目別の評価を元に、自分の至らなかった点を省みることは、二次試験受験資格を来年に持ち越す受験生にとって必須のアクションであり、それなくして来年に向けた正しいスタートは切れないだろう。

 

人生たまたま一回でうまく行くこともあれば、二回目に持ち越しになることもある。一回で成功した人間はたまたまかもしれないが、二回目で成功した人間は、一回目の失敗から何かを学んだという点において、一回で成功した人間とも、二回続けて失敗した人間とも違うはずだ。

 

もういい年をして一回で成功できなかったという経験は大変悔しいが、二回目で必ず成功できるように精進したい。