「出題の趣旨」で模範解答が斬れない・・・(平成25年事例3)
予想されたことだが、平成25年事例3については、「出題の趣旨」がほとんど設問文そのままなので、このレベルで大外ししている解答は見当たらなかった・・・
趣旨が捉えやすいと言うことは、「似たような解答が多くなるだろう中、採点基準がどこにあるのか?」を探ることが重要となるが、それには模範解答を比較していても始まらない。再現答案を数多く入手して、評価の分かれ目を見つけるしかない。
個人的にも、事例1、事例2と順調に「A」判定を重ねていたのが、事例3で「C」に沈んだ(ただし、模試ではこの事例のできは悪くなかった)わけで、「そこそこ書けた」状態と本番での「A」判定との差異が何なのか、よく考えてみる必要がある。
すごくぼんやりとした言い方だが、事例3の与件文・設問文等は、他事例と比べて非常に明快に書かれているところがあるので、解答も論理明晰ですっきり構造化されているのが高評価なのかな?という気はしている。
事例3にこそ、文章トレーニングが必要なのかもしれない。