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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

平成21年事例1第2問

ふぞろいでは「むずかしすぎる」に分類されている問題。

 

与件から読み取れる「経営資源の重複」と、一般論としての「モラール低下の懸念」に解答が二分されたとの分析だが、これは両方入れる必要があるのではないか?

 

社長は、「菓子職人の技術力は魅力的」(第1問で見たとおり)→「でも、経営資源は重複している」(与件から明らか)→「買収後一定のリストラは不可避」(実際にそうしている)→「リストラに伴ってモラール低下も不可避では・・・」(実際、第3問を読むと、A社側従業員のモラールが低下したとある)といったことを考えていたのではないか?

 

続く設問3で「A社従業員のモラール低下」理由が問われており、第4問の解答要素に「F社従業員のモラール向上」が含まれていることからも、この事例の全体テーマは、「M&Aによる従業員のモラール低下を回避しつつ、シナジーを最大限に発揮させるためにはどうするか?」といったことになると思う。

 

こうやって考えると、繰り返し出題されてもおかしくないな~