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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

列挙型の復活はあるのか?

H18事例2が答えにくかった最大の原因は、30字の解答欄13ヶ所(その他、60字1ヶ所、100字1ヶ所の計550字)という異例の設問要求(字数設定)である。解答欄を見たときも少々ギョッとしたが、総字数としては少ないため高をくくっていたところ、実際取り組んでみると書きにくいことこの上ない。

 

ちなみに、事例2で最後に30字以内の解答字数要求があったのはH23で、この年までは比較的多く見られた形式である(といってもH18の13ヶ所は極端である)。個人的に抵抗を感じてしまうのは、要求字数が少ないだけならよいが、「○字以内で○個挙げよ」といった具合に解答要素の個数を限定されてしまうと(とくに3個以上挙げるような場合)うまく切り口が設定できず、やむを得ず思いついた順に列挙すると、各要素のレイヤーやレベル感がバラついてしまうからだろう。

 

H24、H25の二年間はこのような短い字数での解答が要求されることはなかったが、今年はどうだろうか?苦手感があることは確かだし、この形式は対応を誤るとバッサリ失点しそうな匂いもするので、対策しておいたほうがいいのかな・・・

 

なお、H18事例2は、試験制度見直し(新規事業開発関連を二次試験の事例の中で問うようにした)直後ということもあるだろうが、あからさまに新規事業関連の配点が高い(65点)のも特徴的で、突然変異的な出題とは言えるのかもしれない。

 

まあ、毎年何かあるってことで、本質を忘れないようにしないと。