再現答案作成練習(MMC第1回模試事例3)
今日はMMC第1回模試再現答案の事例3編である。
試験から4日経っており、事例1や事例2と比べると再現度が低いと思われる。試験終了後の疲労感・解放感はあるにせよ、再現答案の作成は早いにこしたことはない。
また、4事例のうち、事例3が過去の職歴との関連性が最も低く、解答を作成する上でのボキャブラリーの不足から、同じようなことを繰り返し答えてしまったり、抽象的で稚拙な表現となってしまう傾向がある。本試験でも「C」評価だったこの事例については、まだまだ対策をしていかなくてはならない。
第1問
(a)
生産設備の小型化、省電力化により、樹脂の
使用量を抑えた低コスト生産が可能なこと。
金型製造工程を内製化し、製品の開発から製
造までをほぼ自社内で対応可能なこと。
(b)
標準化された製品においては、海外メーカー
ほどの価格競争力を有していないこと。
営業段階で顧客からの質問に即答できずに再
検討が必要となり、納期が遅延しがちなこと。
第2問
(設問1)
理由は、顧客からの質問に即答できずにいる間
に、競合企業に受注を奪われるケースが多い
からである。改善策は、営業部の対応力を向上
するために、①技術知識とノウハウの教育を行
うこと、②営業部と設計技術部の情報交換の頻
度を上げることが考えられる。
(設問2)
①製品の製作に要する期間や価格、最低ロット
数量等の定量情報、②製作図面や納入図、強度
計算書等の設計情報、③製作に使用する設備、
製造方法、品質検査等の製造現場に関する情報
を共有する。
第3問
(設問1)
製品の発注時期や数量、発注手続について、担
当者の勘や経験に頼らないマニュアル化を進め
る。発注管理システムを導入した上で、発注情
報と進捗状況がリアルタイムにモニタリングで
きる体制を整備し、納期遅延のおそれが察知さ
れた段階で速やかな対応を可能とする。
(設問2)
①コスト面で、過剰な設備投資を回避して電力
や資材の使用量を抑制し、②品質面で、特殊加
工に対応可能な人員の確保・育成に努め、③納
期面で、部門間の連携の強化と工程管理の厳格
化を行う点に留意する。