事例3出題者は多面性がお好き?
本日は平成21年の事例3と事例1を解いた。
この休暇中は主にチェーン店系の店内で事例を解くことが多かったが、やはり混雑状況等によっては集中が難しく、勉強場所には一考を要する。
本来は今日で事例2までを終わらせるはずだったが、長期休暇終盤からは何となく憂鬱な気分となってきたこともあって勉強がはかどらず、計画に対して事例一つ分の遅れで休暇を終えることとなりそうだ。
さて、苦手の事例3については何とか5年分の過去問を解き終わったこととなるが、
・生産管理の知識不足による記述内容の食い足りなさ
・製造業への感情移入ができないことによる淡白さ
が随所に出てしまい、素点での平均点が高いことが想定されるこの事例においては、昨年のようにC判定となってしまう可能性が高いのが現状の実力だろう。
事例3では100字超の制限字数が設定されている問題が多いが、このような場合の解答構成に苦慮した結果、思いつきでマス目を埋めてしまう傾向が強い。
今後、具体的な対策を練っていく必要があるが、今の時点での方向性としては、「事例3は多面的な解答がとくに有効」という仮説に基づき、事例3用のフレームワークを予め用意しておくことを考えている。
きっかけは、単純なことだが、事例3の設問文や出題の趣旨に「~面」という表現が頻発するのに気づいたからで、ちなみに事例1にはこのような傾向はなさそうだ(事例2は未調査)。
過去問を分析して、事例3において出題側で想定しているフレームワークをあらかじめ把握しておくことで、設問文に「~面」という表現がない場合も含め、設問要求の整理や解答構成に役立てることを期待している。
やや試験テクニック的な部分ではあるのだが、事例3のような実務経験が生かせない分野においては、ぶっつけ本番での現場対応力に余り期待できないため、事前に試験問題を題材として教科書的なフレームワークの活用訓練をしておく必要がある。
その上で、中小企業白書等も活用して「製造業の目指すべき方向性」を世界観として身体に染み込ませることで、未経験業種である製造業のコンサルティング能力を向上させるという計画だ。
この分野については、試験対策書を離れた題材(製造業を扱った小説・映画等に触れる、実際の製造現場を見学するetc.)も含め、時間をかけて対策していこうと思っている。
なお、休暇明けの1~2週間は多忙が予想されるため、主に、年末年始に解いてみた過去問の再現答案を、(記録を残す意味も含め)一日一事例程度ブログにアップしつつ、できれば簡単なコメントを付けてみたい。本格的な分析については、時間をかけて継続的に行なっていくつもりだ。