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中小企業診断士受験生の備忘録 改め 中小企業診断士の自分用メモ

事例1の助言は中長期の時間軸で!

事例1企業は業績が堅調な場合が多い。「業績が堅調=短期的に解決すべき問題点は少ない」とも言えるため、助言系の設問については自ずと中長期的な時間軸で捉えることとなる。

 

このところの出題実績で、短期的に業績がやばいことになってたのは、H21の菓子メーカー、H20の食品加工メーカーだが、それぞれ第5問(短期的に売り上げを増進させるための具体的施策)、第3問(コスト削減)で、短期での施策について問われている。業績が傾き始めているのに中長期のことばかり考えていては、存続すらままならないからだ。

この場合、中長期的な時間軸での対策については別途求められることとなる。H21だと第4問(被合併側からの責任者抜擢による効果)、H20だと第5問(新規事業の是非)あたりは中長期的な課題解決と捉えて解答する必要があるだろう。

 

2014年現在の景況感を踏まえると、今年のA社はやはり業績が堅調な企業として設定される可能性が高いと思う。したがって、助言は中長期的な視点で行うことを心がけておきたい。もし業績が悪化しているA社が出題されたら、必ず短期的な打ち手が必要なはずなので、その点も意識しておきたい。